不眠と漢方薬 その選び方①

こんばんは

実は先日本場中国の先生の中医学講座に参加しました。
中医学での漢方と日本で一般的な処方箋薬の漢方はちょっと違うのだけど・・・

あくまで私の薬剤師としての感覚ですが、
女性には漢方はとっても合うと思っています。
予防目的でも治療目的でも。

 

ただし、その時の自分に合うものをちゃんと見立てられるかどうか?が結構重要。
例えば、<不眠>ひとつとっても、実は様々なタイプに分かれます。
今日はその辺をお伝えしますね。

 

眠れない! 睡眠の悩み。医療機関にかかる前にすべきこと その1

 

眠れない原因はなんなのか?

自分で思い当たることは書き出してみる。

 

その時のポイントは?

①まずは24時間の生活時間に注目。
単純に<時間割>を書いてみてください。
何時に起きて、朝ごはんが何時から何時で、通勤に何時間、何時から何時まで会社で、その間の昼ごはんは何時で、
何時に帰ってきて、お風呂は何時で、何時に寝て、途中何時に起きて、朝何時に起きて・・・を。
大体毎日決まっている人は、1日分でO.K.!
バラバラな人は一週間分。

②原因かも?と思われる行動・行為は?
例えば、残業が多いとか。夜中のスマホいじりがやめられないとか・・・

③体の調子はどう?
なんとなく具合の悪いところ&以前と比べて大きく変わったところなど
例えば、冷え性であるとか、腰が痛いとか・・・

④心の状態は?
イライラ?憂鬱?不安?・・・どんな感覚?
そしてその原因は?
その感覚も原因もできるだけ具体的に。

すると眠れない理由がなんとなく自分で見えてきます。

 

眠れない!睡眠の悩み。医療機関にかかる前にすべきこと。 その2

 

その1を参考にまとめてみる。

 

☆単純に、時間を作れていないだけなのか?

☆寝る直前まで神経を脳を使って興奮状態なのか?

☆体が熱くて眠れないのか?

☆一日中だるいのか?

☆冷えなど自律神経系が弱いのか?

☆イライラして眠れないのか?

☆悩みが多くて不安で眠れないのか?

☆他の病気で飲んでる薬のせい?

☆実は寝具や環境が悪いのか?

☆etc・・・・

 

ライフスタイルの改善や寝具や環境の問題は医療機関ではどうにも出来ません。

それ以外、どうやら体や心になにかありそうだぞ?と思い当たるとき。
(&最悪、今だけどうしても寝ないとヤバイ!レスキュー!のとき。)
そして医療機関に訪れた際には、その状態を素直に伝えてみてください。

 

睡眠と漢方薬

 

実は、その状態や原因と思われること、そして個人の体格・体質で選択される漢方は全然違います!

 

ガッチリしてるタイプ?線が細くて虚弱?
興奮して眠れない人は神経を落ち着かせる必要がありますし、
悩みが多過ぎるような人は不安を取り除くタイプもあります。
喉が詰まった感じ、胃腸にくる人、冷える人、熱い人、水の回りが悪い人、更年期の人etc・・・・
睡眠より他に優先して治すべきところがあるかもしれません。
いわゆる漢方薬局や、漢方専門医がいるところは、かなりのオーダーメイド感で処方してもらえますが・・・
一般の内科医の先生が漢方の見立てに詳しいとは限らないこともあるのが現実。

患者側から、自分の状態や思い当たる原因をきちんと伝えられるかどうか?は重要です。
ただ「眠れない」ではだめ。
同じ精神状態の問題でも、イライラと落ち込みでは使う生薬が全然違いますから・・・

 

まとめ

 

今回は、同じ「眠れない」でも原因や状態によって使う漢方薬が違うんだよ~。
ということをお伝えしました。

『自分に合った』漢方とのの出会いは、西洋薬に勝るかもしれません?!
なぜなら、治療の漢方もありますし、体質を改善し予防につながる漢方もあるのですから。

次回は、では一般的にどんな症状でどんな漢方が使われているのか?をお伝えします。
するとそこから、薬じゃなくても自分の生活の中でお食事とかでカバーできることもみえてくるかもしれません。

 

今日はここまで☆
今晩もよい眠りを・・・

 

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